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.../行事のご案内/おせがき. | |||||
おせがき(施餓鬼会) 五月 十八日 おせがきは正しくは施餓鬼会と言います。施餓鬼会は、「救抜焔口餓鬼陀羅尼経」というお経をもとにしたもので、お釈迦さまの十大弟子の一人、多聞第一(お釈迦さまのご説法を一番多く聞かれた方)といわれている阿難尊者のお話をその起源としています。 ある時、阿難尊者が一人で静座していると一匹の餓鬼が突然現れました。体はガリガリ、手足は針金のよう、どす黒くカサカサに乾いた皮膚、のどは急に細くなり反対にお腹はポコンと飛で出ている、見るからに身の毛もよだつような醜い姿をした餓鬼が現れ。「お前は三日後に死んで、私ように醜い餓鬼に生まれ変わるのだ」と告げました。それを聞いた阿難尊者は、恐れおののいて、どうすればその苦から免れられるのかと餓鬼にたずねました。すると餓鬼は、明日中に無数にいるの餓鬼すべてに食べ物や飲み物を施し、そして、三宝、仏(ほとけさま)・法(ほとけさまの教え)・僧(ほとけさまの教えを実践する人々)を共に供養すれば、善行が積まれその功徳によって、お前さんは長寿を得るし、私たちも餓鬼の苦から免れられると答えました。そこで阿難尊者はお釈迦さまのところへ行って、餓鬼に飲食を施す方法と三宝を供養する方法を教えてもらい、それを実行しました。そのおかげで阿難尊者は八十歳の長寿をたもっことが出来たと伝たえられています。 今日の施餓鬼会はこの故事によって行われています。おせがきの心は施しの心、他人に対する思いやりの心です。この施しの心を実践するのが施餓鬼会です。 護国寺においても、毎年5月18日に檀信徒の方々に呼びかけ、餓鬼道にいて苦しんでいる方々はもちろん、私たちのご先祖さま、そして、三界萬霊(すべての世界の生きものたち)を供養し、私たちも健康で安心して生活ができますようにと願いを込めて施餓鬼会を厳修しています。 |
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