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.../境内の散策/護国寺のほとけさまたち
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如意輪観世音菩薩像
当山のご本尊如意輪観世音菩薩(平安時代後期)は、観音堂のお厨子の中に安置されている。聖観音が姿を変えた観音さまで、六本の手をもち右足を曲げて左足にのせ、右の手を頬にあて首をかしげて、思惟意の姿をしている。これは世に苦しんでいる人々のことを思案し、心配をしている様子を表現している。六本の手は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)に救いの手を差し伸べている。如意法珠は、如意輪観音の力の源で意のままに人々の苦しみ、悩みを救ってくれる。
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神将像 (江戸時代)
薬師経を奉する者を守る十二の夜叉神将のことで、、十二夜叉大将、十二親王などとも呼ばれる。薬師如来の侍者として表現される。十二という数が中国において十二支と結びついたといわれ、やがて十二神将は、昼夜十二時をたえず獲ると信じられるようになった。形像は甲冑をつけて武器を手に持つ武人の像が一般的である。
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馬頭観音坐像 (江戸時代)
変化観音のひとつで、怒った顔(忿怒相)をした観音さまである。頭上に馬の頭を冠り、恐ろしい面相は、世の人がなかなか断ち切れない煩悩に立ち向かうためで、髪も怒りの逆立っている。馬が草を貪り食うように馬頭観音の慈悲の心で人間の煩悩を食べ尽くすことを表現している。この観音さまは煩悩を打ち砕く武器を手に、世の人々を厳しく導いてくれる。
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地蔵菩薩は、釈迦の入滅後から弥勒菩薩が現れるまでの間、無仏のときに人々を救うために現れた菩薩さまである。六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)のすべての世界で苦しむものを救うために手を差し伸べてくれる。そのために僧侶の姿で人々の身近に立ち見守っている。 |
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大自在天立像 (江戸時代)
ヒンドゥー教の最高神格であるシバ神が仏教にとり入れられて護法神となり、自在天、自在天王ともいう。大自在天が天界で諸種の伎楽を行うとき、髪際から技芸に優れた美しい一人の天女が出現したことが経軌に記されている。大自在天女、伎芸天と呼ばれ、福徳を祈る伎芸天法の本尊として尊崇され、また諸芸成就の尊像として信仰された。
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不動明王立像 (昭和時代)
不動明王は、大日如来の使者として働く使命をもっている。不動とは釈迦がさとりを開いたときに、さまざまな魔の手を退けた強い心のように、揺るぎない心と智慧をもつことから名づけられた。この強い心と智慧で人々を仏道に導くことが不動明王の役目である。この不動明王は、仏師の錦戸新観先生が二十一日間、修行され、最終日の滝行の後、お堂で般若心経を読誦中、顔前に姿を表わした不動明王で感得仏である。その姿をスケッチに画きとめ、後ちに彫刻され日展に出品し入選、錦戸仏師の出世作である。当山に奉納され護国不動明王と命名された。
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